2026/09/30 10:00

前回は、熊本の仮設住宅220世帯へ、新米ときらりの無添加洗浄剤を届けることになった経緯をお話ししました。今回は、「なぜ、お米と一緒に洗浄剤なの?」というところについてお話しします。

実は、黒澤さんの田んぼと、きらりの洗浄剤には、共通するところがあります。黒澤さんの田んぼの水は、川から来ています。そして、その田んぼでは農薬や化学肥料を使っていません。5月になると、1平方メートルあた約30匹のカブトエビが見られるそうです。カブトエビは泥をかき回し、草を抑えることで、農薬を使わない田んぼを支えてくれています。
では、その川の水はどこから来るのでしょうか。私たちが家庭で使った洗剤の水も、排水として川へ流れていきます。その先に、田んぼがあります。だからこそ、「余計なものを川に流したくない」という思いがあります。

子どもの口に入るお米を、農薬を使わずに育てる黒澤さん。そして、子どもたちの身近にあるものから、できるだけ余計なものを減らしたいと考えてきたきらり。一見すると「お米」と「洗浄剤」は全く違うものに見えます。でも、その根っこにある思いは、同じでした。だから今回、お米と洗浄剤を一緒に届けることになりました。

そして、もう一つ。今回の支援にきらりクリーンが適していると考えた理由があります。それが「少ない水でも使える」ということです。きらりの無添加洗浄剤は、熱いお湯500ccに30gを溶かして使います。洗濯の場合は、洗濯機いっぱいの約50Lの水にその液を入れ、1分ほど回します。その後、15〜30分ほどつけて、しぼって干します。洗濯機がなくても、桶などに分けて使うことができます。さらに、作った洗浄液は洗濯だけで終わりません。拭き掃除や、靴、トイレ、排水溝などにも使うことができます。つまり、1袋で家の中のいろいろな場所に使うことができます。

支援物資として洗剤を送る場合、洗濯用、食器用、掃除用、消臭用……と、用途ごとにいくつも必要になることがあります。でも、仮設住宅など限られたスペースで暮らしている場合、たくさんの洗剤を置くこと自体が負担になることもあります。送る側も、何種類も選ばなければいけません。受け取る側も、置き場所が必要になります。だったら、一つでいろいろな用途に使えるものを届けよう。そして、できるだけ少ない水で使えるものを届けよう。そう考えました。

今回の支援を通して、「被災地に何を送るか」だけではなく、「受け取った方が、実際の暮らしの中で使いやすいか」ということまで考えることの大切さを感じています。

「子どもたちのために」という思いから始まったものが、保育園の中だけではなく、遠く離れた場所へもつながっていく。それが、きらりの仕事なのだと思います。

熊本のみなさまの毎日の暮らしが、少しでも安心できるものになりますように。
黒澤さんの新米と、きらりクリーンが、少しでもお役に立てたらうれしく思います。